スパイス沼への入り口。実は超簡単な「基本のスパイスカレー」

さぁスパイス沼へようこそ!(笑)

これまで様々なスパイス料理をご紹介してきた当ブログですが、いよいよ禁断の世界に足を踏み入れることにしました!

そう、スパイスカレーの世界です!

スパイス大好きな私ですが、実はスパイスカレーだけは避けていました。理由は単純に奥が深すぎるから(笑)。のめり込むと、納得するまで追求してしまう性格上、スパイス沼はあまりに深そうだったんですね。

しかし、世界のいろいろなスパイス料理を試しているうちに、スパイスのことをもっとよく知りたくなってしまいました。そうするとスパイス料理の集大成ともいえるカレーは、いよいよ無視できなくなってきたんですね。

そんなこんなで重い腰を上げてはじめたのですが、作ってみてびっくり!というかやっぱり、スパイスカレーって本当に美味しい!

最近はレトルトや冷凍などで、本格的なカレーを気軽に楽しめるようになりましたが、やはりスパイスの醍醐味である「香り」は出来立てじゃなければ味わえません。今まで食べてきたカレーは何だったのかと思うほどのフレッシュなスパイスの香り。カレーとは本来こういう食べ物なのかと気づかされました。

さて、今日はそんなスパイス沼の入り口として「基本のスパイスカレー」をご紹介します。使うスパイスも超基本的な4種類のみ。すべてスーパーで安価に手に入りますし、特に難しい工程もありません。

注意事項があるとすれば、それは「一度知ったら戻れない」ということでしょうか(笑)。その覚悟がある方だけ、スパイス沼を覗いてみてくださいね。

スポンサーリンク

材料(2~3人分)

  • 鶏もも肉 300g
  • トマト 1個
  • たまねぎ 1個
  • にんにくすりおろし(チューブ可) 大さじ1
  • しょうがすりおろし(チューブ可) 大さじ1
  • プレーンヨーグルト 50g
  • 油 大さじ3
  • 水 250ml
  • 塩 小さじ1

基本のスパイス

  • クミンシード(ホール) 小さじ1
  • コリアンダー(パウダー) 小さじ2
  • ターメリック(パウダー) 小さじ1/2
  • チリペッパー(パウダー) 小さじ1/2
スポンサーリンク

作り方

(1)たまねぎとトマトをみじん切りにする。鶏もも肉は余分な油を切り落として、一口大に切る。

  

(2)スパイスを図っておく(ホールスパイスとパウダースパイスは分ける)。

(3)フライパンに油を中火で熱し、クミンシード(ホール)を小さじ1を入れて炒める。1~2分ほどクミンからパチパチと音が聞こえるまで炒める。

(4)次にたまねぎを投入し、茶色くなるまでじっくり炒める。

(5)ある程度たまねぎが茶色くなったら、にんにくとしょうがを加えて、さらに炒める。

(6)いわゆるあめ色になるまでじっくり炒めて水分を飛ばす。

(7)続いてトマトを加えて、再び水分がしっかり飛ぶまで炒める。

(8)水分を十分に飛ばし、ペースト状になったら、プレーンヨーグルトを加えて炒める(軽く水分が飛ぶ程度でよい)。

 

(9)残りのスパイス(コリアンダー、ターメリック、チリペッパー)と塩を加えて、粉っぽさが無くなるまで1~2分炒める。ここまででカレーの素が完成。

(10)次は鶏肉を加えて炒める。焦げないように底からかき混ぜながら、鶏肉に白く火が入るまで炒める。

(11)水を加えて煮込みに入る。沸騰するまでは中火のまま、沸騰し始めたら弱火に落として15分ほど煮込む。

(12)水分が飛び、とろみが出てくる。好みのとろみまで水分を飛ばしたら完成。香菜(パクチー)が好きなら、1株分を1㎝程度のざく切りにして、最後に加えても良い。フレッシュハーブの香りが追加され、より奥行きのある味わいになる。

ポイント

  • しっかり炒めて素材の水分を飛ばすことが重要です。

あとがき

いかがでしたか。写真では香りをお伝え出来ないのが非常に残念です!

4つのスパイスはいろんなスパイスカレーで使用されるベーシックなものです。ターメリックとチリペッパーはカレーのベースとなるスパイスで、あまり多く入れすぎないのがポイント。辛さはチリペッパーで調節しましょう。

コリアンダーはいろんなスパイスのバランスを取る役割を果たします。甘く爽やかな香りがしますが、クミンなどに比べたらあまり強くない。でも無いと味が決まらない、すごく大事なスパイスです。ターメリックやチリペッパーよりも多めに入れて使います。

そしてクミン。とにかく香りが特徴的で、一般的に「カレーの香り」と言うとクミンの印象が強いはず。これもカレーには必須のスパイスです。

以上4つで、それぞれが役割を果たしてカレーを構成しています。更に沼を奥へ進むのなら、シナモン、クローブ、カルダモンなどの別の香りを足していくと良いでしょう。その中で自分の好きな香りが見つかれば、少し強調してみるのも手ですね。

色々書きましたが、私もまだ勉強中。レシピの通り作っても、自分の好みじゃないこともしばしば。やはりスパイス一つ一つの理解が重要そうです。いろいろ試行錯誤しつつ、自分好みの調合を目指して、更に沼を突き進みますよー

それでは!

スポンサーリンク