今日のレシピはみんな大好きガパオライス!材料を切って炒め合わせるだけの簡単な料理なのに、手軽にエスニックな気分を味わえる人気の料理ですよね。
私がガパオライスに出会ったのは、仕事でタイを訪れた時。本場のタイ料理はとにかく何でも辛い!おいしいんだけど、強烈な辛さでたくさん食べれない…。そんな時に、現地スタッフの方が日本人でも食べやすいものとして紹介してくれたのがガパオライス(と空芯菜炒め)でした。
お店によって使う具材も様々。ガパオライスと言えば鶏肉か豚肉のイメージですが、本場では牛や魚、イカやエビで作ることも。そのおかげで、タイ訪問中は飽きずにガパオばかりを食べることができました(笑)。
ちなみに「ガパオ」というのはハーブの名前のことというのは知ってましたか?日本ではなかなか手に入らないのでスイートバジルで代用しますが、本場でガパオというと「ホーリーバジル」のことを指します。スイートバジルよりつやがなくて、細かい毛が生えている葉っぱが特徴です。味や風味も全く異なり、もう少し苦くて独特のスパイシーさがあります。
調味料もやっぱり違います。シーイウカオとかシーイウダムというタイの醤油を使います。より本場の味を求める場合は、ぜひ試してみてください。
さて、今日は一般的なスーパーで手に入るものだけで作ります。ただし、少しだけ手間をかけてレベルアップを目指しましょう!
材料(2~3人分)
- 豚切り落とし肉 300g
- 玉ねぎ 1/4個
- パプリカ 1/2個
- さやいんげん 5本
- にんにく 1片
- スイートバジル 40枚程度(30g)
- 赤唐辛子(小口切り) 2本分
- 卵 2個
- 油 大さじ5
- あたたかいごはん 一人お茶碗1.5杯程度
調味料
- 水 大さじ1
- 醤油 大さじ1/2
- ナンプラー 大さじ1と1/2
- オイスターソース 大さじ1
- 砂糖 小さじ1と1/2
- 鶏ガラスープの素 小さじ1/2
作り方
(1)にんにくはみじん切りに、玉ねぎは薄切り、パプリカは5mm幅の細切りにする。さやいんげんはへたを切り落として、1cm幅の小口切りにする。スイートバジルは洗ってよく水気を拭いたら、葉を摘み取る。
(2)豚切り落とし肉を包丁で細かく刻み、さらにたたいてミンチにする。
(3)調味料をボウルに合わせておく。
(4)卵をボウルに1個ずつ割り入れる。フライパンに多めの油(大さじ5)を入れ、中火で熱し、煙が立ってきたら、卵をそっと落し入れる。スプーンを使って、油を上からかけながら30秒ほど揚げ焼きにして、皿に上げておく。
(5)同じフライパンでバジルを素揚げにする。油を高温に熱したらバジルを加え、カリカリになるまで揚げて取り出す(バジルが濡れていると油がはねるので注意)。
(6)フライパンの余分な油をキッチンペーパーでふき取る。弱火で熱したら、にんにくと赤唐辛子を入れて香りを出す。
(7)豚肉を加え、中火にして炒める。
(8)豚肉の色が変わったら、強火にして調味料を加えてよく炒める。水分をある程度飛ばす。
(9)たまねぎ、パプリカ、さやいんげんを加えてさらに炒め合わせる。
(10)野菜に軽く火が入ったところで火を消し、素揚げしたバジルの半分を加えてざっと混ぜる。
(11)ごはんにガパオをかけて、目玉焼きと素揚げしたバジルを乗せて完成。
ポイント
- レベルアップポイント①ひき肉を使わず、自分でミンチにする。ひき肉だと細かくなりすぎてしまうので、荒いミンチを使うことでより食べ応えのある本場らしい味になります。
- レベルアップポイント②バジルを素揚げにする。カリカリに素揚げしたバジルを使うのも本場のテクニックですよ!
- レベルアップポイント③卵も揚げる。こちらも焼いた目玉焼きでなく、揚げ卵にするとカリカリした部分が生まれてよりおいしくなります。半熟に仕上げるのも重要ですよ!
あとがき
いかがでしたか。少しの手間でグッと本場の味に近づきました。個人的にはさやいんげんを使うと、食感のアクセントが増えて好きです。
でもいつかはホーリーバジルで作ってみたいなぁ。苗なら売っているみたいなので、ガパオライスが好きなら育ててみるというのもアリですね!
それでは~