ビストロの魔法にときめく。「鶏レバーのコンフィ」で乾杯

雨の少なかった梅雨を取り戻すかのような、どんよりした日が続きますね。気温も低く、夏は一休みといった空模様です。

涼しくなるとビールよりも赤ワインが欲しくなってしまいます(笑)。そこで今日はワインのつまみにピッタリな一皿、「鶏レバーのコンフィ」をご紹介します!

コンフィは、フランス料理の伝統的な調理方法です。いわゆる「オイル煮」というやつで、たっぷりの油に食材を入れて、低温で長時間加熱調理します。

コンフィはもともと食材を長期間保存するために始められました。オイルに浸して、真空に近い状態で保存することができるため、食材によっては数カ月の保存にも耐えます。(繰り返し再加熱したりもするそうです)。また、オイルに浸した調理は、水溶性の栄養分を外に出さず、うま味や肉汁を閉じ込めてジューシーに仕上がるメリットもあるんですよ。

今日はそんな伝統技法を使って、「日持ちしない食材」の代表格である鶏レバーを調理してみました。パサつきやすいレバーですが、コンフィの技法でしっとり柔らかく仕上がります。ハーブの香りが上品で、一粒ずつしっかり味わいたくなる、最高のおつまみが完成です。

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材料(2人分)

  • 鶏レバー 200g
  • ハーブソルト 小さじ1/2
  • ブラックペッパー(ホール) 20粒
  • にんにく 2片
  • ローリエ 2枚
  • ローズマリー 10cm程度
  • 赤唐辛子 1本
  • オリーブオイル 200ml
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作り方

(1)鶏レバーを食べやすい大きさにカットする。脂がついている場合は出来るだけきれいに取り除く。
(2)ボールに水を張り、鶏レバーを洗う。3~4回水を変え切り口から出てくる血を丁寧に取り除く。

(3)水道水に小さじ1程度の塩(分量外)を混ぜ20分程度漬け置く。20分経ったら再び水道水で数回すすぐ。

(4)レバーの水気を拭き取り、ハーブソルトで下味をつける。
(5)鍋に鶏レバーと残りすべての材料を加え、極弱火で火にかける。
(6)オリーブオイルを沸騰させない様に火をかけたり、消したりを繰り返しながら煮込む。時々鍋を揺らして全体を混ぜ、1時間30分ほど煮込んで完成(温度計がある場合は70度~80度を保つように火にかけると良い)。

ポイント

  • 鶏レバーは高温で煮込むと身が固くパサつき、レバー特有の臭みがでてしまいます。低温で長時間火を入れると柔らかくトロトロに仕上がります。
  • 出来上がったレバーは殺菌消毒した瓶に入れて保存できます。オイルに浸した状態で1週間ぐらい保存可能です。

あとがき

いかがでしたか。ハーブの香りが移ったオリーブオイルとともに、バケットに乗せていただいてください。ワインを楽しむ最高の時間を演出してくれますよ!

余ったらもちろん保存しておくことが可能です。アレンジレシピも豊富で、例えばトマトソースと合わせてパスタの具に入れてみれば、簡単にビストロレベルのパスタが完成しちゃいます!

手間はかかりますが、便利で美味しく仕上がるコンフィを是非活用してください!

それでは~

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