今日はアメリカ南部の郷土料理「フライドオクラ」をご紹介します。
私たちが普段呼んでいる「オクラ」は、もともと英名「okra」から来ているというのはご存知でしたか?日本ではもともと、アメリカから渡来したとして「アメリカネリ」と呼んでいたものが、現在の「オクラ」に変わったんだとか。
そのぐらいアメリカではオクラはポピュラーな食材です。もっともアメリカ北部ではオクラ特有の粘り気が嫌われることが多いため、南部の方でよく使われる食材です。
調理方法としては、炒め、煮込み、揚げ物などのシンプルな使い方が多いようです。特にケイジャン料理の「ガンボ」という煮込み料理では、スープにとろみをつけるためにオクラを使ったりもしています。
さて、今日はそんなオクラをフライにしていただきましょう。アメリカ南部ルイジアナ州では、フライドポテトのような感覚で食べられているレシピです。コーンミール(トウモロコシの粉末)を使って揚げるので、とってもカリカリな仕上がりになります。中はホクホクしていて、独特の粘り気は控えめに感じられます。
アメリカではビールのおつまみとしても人気のレシピです。オクラなので体にも良く、食べすぎも気になりません!是非お試しくださいね。
材料(2人分)
- オクラ 8本
- 牛乳 大さじ6
- コーンミール※ 大さじ6
- 小麦粉 大さじ6
- 塩 小さじ1/4
- ガーリックパウダー 小さじ1/4
- こしょう 少々
- 揚げ油 適量
- レモン 1/6個
- タバスコ 適量
※コーンミールが手に入らない場合は、細かくしたパン粉で代用可能です。
作り方
(1)オクラはヘタの硬い部分を切り落とし、1cm幅に切る。 | |
(2)ボールに牛乳とオクラを入れ、よく混ぜる。 | |
(3)ビニール袋にコーンミール、小麦粉、塩、ガーリックパウダー、こしょうを入れ、オクラを加える。口を閉じて振り、オクラに衣を纏わせる。 | |
(4)揚げ油を180度に熱し、オクラを3分程揚げる。
(5)きつね色になったらキッチンペーパーで油を切り、器に盛り付ける。お好みでライムやタバスコを振っていただく。 |
ポイント
- 温度が低すぎるとカリッと仕上がらないのでご注意ください。
あとがき
いかがでしたか。この料理を始めてみる方には抵抗があるかもしれませんが、食べてみると納得!ホクホクのオクラがたまらなく美味しくて、外側のカリカリ感もクセになり手が止まらなくなります。
アメリカでは、タバスコやライム(レモン)などをかけるようなので、お好みで味を変えてみてくださいね。
以前のジャンバラヤに続き、アメリカ南部の料理をご紹介しました。いろんな土地で愛される料理を、自宅で再現してみるのはとても楽しいです。これからもいろいろとご紹介していきますのでお楽しみに!
それでは~