今日は中華料理店のランチ定食なんかで見るやつ。麻婆玉子飯(まーぼーたまごはん)のご紹介!
「ただ麻婆豆腐の豆腐が卵に変わっただけでしょ」なんて侮ることなかれ!卵と麻婆あんの組み合わせが、ここまで美味しいのかと驚くことでしょう!
まず気づくのが卵の甘さ。いつもの麻婆豆腐の口で食べるので、より卵由来の甘さが引き立ち、それが麻婆あんの塩気とのコントラストで、超美味!
こだわりの麻婆あんには、定番の豆板醤と甜麺醤に加え、黒豆を発酵させた調味料、豆豉醤(トウチジャン)を使用。これを加えるだけで本格中華の味に決まる優れものです!
コクをこれでもか!と追及した麻婆あん。卵、あん、白ご飯の織り成すコントラストを楽しみながら、気づいたら皿が空になっていたなんてよくある話です。
反則級の一皿ですよ!
材料(2人分)
- ご飯 2膳
- 卵 3個
- 塩 ひとつまみ
- こしょう 少々
- ごま油 大さじ1/2
- ラー油 少々
麻婆あん
- 豚ひき肉 100g
- ごま油 大さじ1/2
- にんにくチューブ 2cm程度
- しょうがチューブ 2cm程度
- 甜麺醤 大さじ1
- 豆板醤 小さじ1~2(お好みで調整)
- 豆豉醤(トウチジャン) 大さじ1
- A)水 200ml
- A)鶏がらスープの素 小さじ1
- A)醤油 大さじ1
- 長ネギ 1/3本
- 花椒 小さじ1/2~1(お好みで調整)
- 水(水溶き片栗粉用) 50cc
- 片栗粉 大さじ1
作り方
(1)長ネギをみじん切りにする。卵をボールに溶き、塩こしょうを加えて空気を含ませるように混ぜる。
(2)先にご飯を皿に盛り付けておく。
(3)フライパンにごま油大さじ1/2をを熱し、中火で温める。油をしっかり熱してから卵をいれ、空気を含ませるように菜箸で全体を大きく数回混ぜる。
(4)5割程度火が通ったら火を止め、形を調えてご飯の上に盛り付ける。(片面だけ焼けばよい)
(5)同じフライパンにごま油大さじ1/2を熱し、にんにくとしょうがを弱火で炒める。
(6)香りが出てきたら豚ひき肉を加えて炒める。
(7)ひき肉に火が通ったら、甜麺醤、豆板醤、豆豉醤を加えてよく炒める。
(8)Aの調味料を加え中火で沸騰させる。ここで味見をして、必要に応じて醤油で味を調える(少し濃い目にしておくとよい)。
(9)長ネギと花椒を加える。
(10)水溶き片栗粉を用意して、全体に回し入れる。とろみが安定するまでしばらく加熱する。
(11)卵の上から麻婆あんをかける。最後にラー油を回しかけて完成。
ポイント
- (7)の工程では水分が飛ぶまでしっかり炒めましょう。甜麺醤のコクを増すための重要な工程です。
- 水溶き片栗粉を入れるとすぐにとろみが付くように思いますが、しばらく煮込むことが重要です。とろみの正体は片栗粉の中の「でんぷんが糊化」するからですが、完全に糊化させるためには2~3分程度の加熱が必要です。
- 「麻辣」の辛さは豆板醤と花椒の量で調整します。辛いものが好きな方は多めに入れると、よりお店の味に近づきますよ
あとがき
いかがでしたか。
早く食べたくて焦ってしまい、仕上げに緑(小口ねぎなど)を飾るのを忘れてしまいました(笑)
タンパクな豆腐で作る麻婆も良いですが、味わい深い卵に変えるだけで、全く違った楽しみ方ができます。豆腐買い忘れた!なんてときは、がっかりせずに卵でチャレンジしてみてください。
それでは!