今日は満を持してお伝えしたいシュウマイ(焼売)レシピをご紹介!
「餃子と焼売どちらが好きか?」と聞かれると、75%が餃子、25%が焼売(ネット調べ)というほど、なぜかいつも餃子派に対抗意識を持たれてしまうシュウマイ。餃子は好きな食べ物ランキングの常連なのに、シュウマイは入ったことがない。「シュウマイってなんだか作るのめんどくさそう」とか「シュウマイ食べるなら肉まん食べたい」とか「冷凍食品がおいしいよね」とか、日本人はひき肉大好きなくせに、なぜシュウマイはマイナー扱いなのか…。
私は言いたい。「まずはうまいシュウマイを家で作って食ってみよう!」と。
餃子の主役は野菜。肉は野菜の旨味とバランスをとった配合が重要で、実は結構繊細な料理。パリパリに焼いた皮の食感がみんな大好きだよね。
でもシュウマイって餃子とは別のところで勝負してる。主役は肉!肉の旨味、プリプリ感を最大限に味わうのがシュウマイの醍醐味。貝柱とか干しシイタケとか、別の旨味を加えるけど、それらはあくまで引き立て役。シュウマイの皮が薄いのも、それをあえて蒸しているのも、すべては肉感を最大限に味わうため。
確かに最近の冷凍食品もおいしいよ?でもやっぱり、餃子みたいに「家の味」を作ってみてほしい。タケノコやエビ、チャーシューを入れちゃうレシピなんてのもある。グリーンピースいる派・いらない派がいたっていいじゃない。何度も作って、自分好みの最強レシピが完成したら、我が家の定番が一つ増えますよ。
材料(2~3人分)
- シュウマイの皮 1袋(30枚)
- 豚ひき肉 300g
- 豚ロース薄切り肉 150g(無ければひき肉でOK)
- 玉ねぎ(中サイズ) 1個
- 干し貝柱 23g
- しょうが 1片
- グリンピース 30個
- 片栗粉 大さじ1と1/2
- ごま油 小さじ1
<調味料A>
- 干し貝柱の戻し汁 大さじ4
- しょうゆ 大さじ1
- オイスターソース 大さじ1/2
- 酒 大さじ1と1/2
- 塩 小さじ1/3
- 砂糖 小さじ1と1/2
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- こしょう 少々
作り方
(1)干し貝柱を100ml程度(かぶるぐらい)のお湯で2時間程度かけて戻す(急いでいる場合は、30分ほどしてから電子レンジで1分程度再加熱するとよい)。
(2)玉ねぎをみじん切りにしたら、ふきんを使って水分を絞る。
(3)玉ねぎをボールに移し、片栗粉大さじ1と1/2を加えてよく混ぜる。
(4)しょうが、貝柱をみじん切りにする。豚うす切り肉を細かく刻む(食感を出すよう、ひき肉より粗いみじん切りにする)。
(5)大きいボールに豚ひき肉、みじん切りにした豚肉、Aの材料を入れよく練る。はじめは指で混ぜるように、その後は手のひらを押し当てて繊維を潰すように捏ねる(パン生地を捏ねるようなイメージ)。よく捏ねてしっかり粘り気を出す。
(6)玉ねぎ、しょうが、貝柱、ごま油小さじ1を加え混ぜ合わせる(混ぜてまとめるだけ)。
(7)皮に包んでいく。まず手のひらに皮を1枚持ち、へらやナイフを使ってあんを大さじ1と1/2程度乗せ、へらを押し当てるようにして広げる。この時あんの中の空気を抜くイメージ。
(8)あんの中心にへらを立て、写真のように逆さにしてしまう。
(9)へらをくるくる回しながら、皮をすぼませるように軽く握り、丸く形を作っていく。
(10)ひっくり返して、へらを引き抜く。左手の親指と人差し指で丸を作り、中指で底を支えるようにして持つ(写真のように)。
(11)あんの表面をへらで平らにならす。余分な皮も内側に折りたたんでしまう。
(12)平らな台に置き、底面を軽くトントンして、平らに成形する。くるくる回してきれいな円柱形に整える。
(13)すべて成型できたら、グリーンピースを軽く埋め込むように置き、クッキングシートを敷いた蒸し器にセットする。
(14)蒸気の上がった蒸し器で、8分間強火で蒸せば完成。
ポイント
- 玉ねぎに片栗粉をまぶして余分な水分が出てこないようにしています。
- (7)で空気を抜くことで、ぎゅっと詰まったしっかりした触感になります。
- (11)で余分な皮を内側に折りたたんでおくことで、冷めてもカピカピにならないよう工夫しています。
あとがき
いかがでしたか。
中華せいろなんて家にないよ!って人はステンレス製の蒸し器で大丈夫です。フライパンで使えるものが安く売っているので、あると便利ですよ。
我が家の定番レシピは干し貝柱で旨味を引き上げただけで、結構シンプルなつくりになっています。その日の気分に合わせて、タケノコやエビを加えることも。
食べ方は、黒酢8醤油2ぐらいのタレにつけて、からしをたっぷり乗せていただくのが最高です。白米はもちろん、ビールのお供としても優秀ですよ!
餃子派のあなたも、是非お試しください!
それでは~