「卵とじ」って美味しいですよね~。いろんな素材を卵がやさしく包んでくれて、全体の一体感が生まれる調理方法です。みなさんきっと、半熟に仕上げた卵に悩殺されたことがあるはずです(笑)。
作る手間がかからないことも、卵とじの魅力ですね。10分程度でパパッと調理できてしまいまうので、忙しい日には大助かりです。いろんな素材に応用できる調理方法であるがゆえ、できるだけレパートリーを増やしておきたいものです。
さて今回は「カツ煮」や「親子丼」と言った定番の卵とじではなく、身近な素材の組み合わせて楽しめる、いつもとはちょっと違った卵とじをご提案したいと思います。
厚めに切った食べ応えある厚揚げと、火が入ることで甘く仕上がるミニトマトをメインの素材にします。味付けはカツオだしを効かせた和風な仕上がりですが、ミニトマトの甘さと絶妙に合ってしまうのが新しい。ほのかに香る三つ葉の風味が、上品さを演出してくれます。
もちろんご飯の上に乗っけて、丼スタイルでいただくのもGoodです!是非、あなたの「卵とじ」レパートリーに加えてくださいね。
材料(2人分)
厚揚げ 1枚
ミニトマト 5個
卵 2個
三つ葉 1/4束
油 大さじ1/2
合わせ調味料
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
水 大さじ4
顆粒和風だし 小さじ1
作り方
(1)ミニトマトは半分に、三つ葉は3㎝程度にカットする。厚揚げは縦半分に切ってから1cm幅に切る。 | |
(2)タレも合わせておく。卵はボールに溶いておく。 | |
(3)フライパンに油を中火で熱し、厚揚げを焼いていく。 | |
(4)厚揚げの両面に軽く焼き色がついたところで、ミニトマトと合わせておいたタレを加え全体を軽く混ぜる。 | |
(5)1~2分程煮込んだら弱火にして、卵を回し入れさらに1分ほど加熱する。 | |
(6)卵が半熟になったら三つ葉を散らし、蓋をして皿に1分程度蒸らす。
(7)蒸らし終わったら火を止め、皿に盛り付けて完成。 |
ポイント
- ミニトマトは火が入りすぎると、水分が出てしまい全体が水っぽくなってしまいます。タレと同じタイミングで投入するぐらいで、ちょうど良い火加減に仕上がります。
あとがき
いかがでしたか。一般的に、複数のうま味成分を組み合わせると、全体のうま味が倍増すると言われています。カツオだしに含まれる「イノシン酸」に、「グルタミン酸」「アスパラギン酸」の宝庫であるトマトが加わることで、全体のうま味が何倍にも倍増されて感じられるんですね。
ちなみに卵には、人間の体内で合成できないために、食事から必要量をとらなければならない9種類アミノ酸「必須アミノ酸」が全て含まれています。そのため栄養学では卵のことを「完全栄養食」呼ぶほど、私達人間の生活に欠かせないものなんですよ。
そんな卵を美味しく、効率的にたべられる「卵とじ」を上手に活用しましょうね!
それでは~